■ 農林水産九条の会 ■

ニュース・レター 第20号

昨年の総選挙で、自民党、維新の会、みんなの党など、憲法の改悪・特に9条の改定をめざす、むき出しの改憲勢力が多数をしめました。かれらの狙いが、アメリカの戦争に日本が参加する集団自衛権が可能になるよう憲法の解釈を変える(解釈改憲)とともに、9条2項の戦力放棄条項を取り払って国防軍を創設する(名文改憲)ことにあることは明らかです。

しかし、9条の改悪には、世論調査でも過半数の国民が反対を表明しており、憲法を変える必要があるとした人の中でも、多くの人が9条は守るべきと答えています。国民の中では、9条改悪をめざす国民はあきらかに少数派です。

こうした中で、安倍首相・自民党が言い出したのが、憲法の改正の条件を定めた96条の改正を先にやろうという主張です。96条では、「この憲法の改正は、各議院の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認は特別の国民投票又は国会の定める選挙の際に行われる投票に、その過半数の賛成を必要とする」とされています。

憲法の基本にかかわる96条改定

安倍首相などは、各議院の3分の2以上という規定が、他の国に比べても厳しすぎるから、一般の法律と同じように国会議員の過半数が賛成すれば憲法改定を発議できるようにしようというのです。

しかし、この議論は、憲法という国の最高法規(97条、98条)にたいしては、各国とも特別に厳しい条件をつけていることが、国会での論戦や法律関係者からも明らかにされ、改憲派が追いつめられる状況になっています。なかでも、一般の法律とは違って、近代の憲法は、国民が政府など権力の側をしばるものとなっている立憲主義を壊すものだという批判が、日弁連などの法曹界や憲法改定論者を含めて、続出しました。世論調査でも96条改定は少数になっています。

国民との矛盾を深め、国際的には孤立の道

また、安倍内閣が憲法の改悪の動きを露骨にするとともに、日本が行った戦争を侵略とみとめない靖国神社に多くの閣僚が参拝し、侵略行為の反省を表明した村山談話の見直しまで表明しました。これに対して中国、韓国が反発するともに欧米からも批判が沸き起こりました。憲法9条は、侵略戦争を反省した、戦後日本のアジアと世界にたいする約束であり、それを否定するとは、日本の信頼を根底から覆すことになるからです。

安倍内閣は、96条の改定を手続き論として安易に考え、日本の侵略をみとめないという特異な歴史観にたって、憲法の改悪を突き進もうとしていますが、国民との間ではいっそう矛盾を深め、国際的に孤立する状況にあります。また、日本維新の会の橋下共同代表による「慰安婦は必要だった」などの発言も、同じ立場であることを示しています。

改憲勢力が国会の多数を占めている危険な状況は変わりませんが、安倍内閣の思惑は、国民の運動と国際的な包囲のもとで、思い通りにはいっていません。

9条の会の活動をさらに大きく広げるとともに、近づく参議院選挙・都議選で、憲法改悪に反対し、憲法を生かすことをめざす政党・候補者を増やすことがきわめて重要になっています。


今回は、青年や女性のみなさんに、憲法9条をはじめ平和への思いを投稿していただきました(題字は編集部による)。


9条を持つ国は、素晴らしい国

小島朋子(千葉県農民連 事務局)

私が憲法に出会ったのは中学2年生の社会授業の時です。

先生から憲法の前文を説明され、暗記するように言われました。また戦争の放棄を記した9条、基本的人権を記した25条は特に大切だと教わりました。

すばらしい文章だと思いました。


それから20数年、憲法の内容を思い出したことはほとんどありませんでした。

この文章を書く機会をもらい、今の改憲の風潮について、友達ママにも聞いてみました。

「9条を変えてしまうと、武力行使に歯止めがきかなくなるのではと不安だけど、今の中国や北朝鮮が、日本に9条があることで、なめられ攻撃してくるのではないか。」や「まさか今の政府が過去と同じような戦争はしないでしょう。首相も外交に力を入れているようだし。」という意見、「改憲が話題になっているなんて全く知らなかった」という人もいました。

9条は大切だけど、改憲はやむをえないというのが結論といった感じでした。

私も家に帰り平和について少し勉強しました。


13世紀ごろ、戦争は宗教上など正当な理由があればしてもいい、というのが当たり前の時代でした。

でも少しずつ、非人道的な行為はやめようと、赤十字条約などさまざまな約束ができました。

そんな条約ができても今もなお、何千万人という人が戦争や内戦で、命を落としたり、ケガをしたり、家を追われたり、悲惨な生活を強いられています。

国連は2001年から10年間「平和と非暴力の文化国際10年」と決めました。

もめごとの解決に武力を使わないというのが今では国際的な流れです。まさに9条でした。

日本の憲法9条は、オランダで開かれた世界平和市民会議でも、10ある基本原則の1つとして選ばれました。

海外でも認められ、見本になっているものを、変えてしまっては世界の平和の流れを後退させる恐れもあるのでは、と心配です。


今、尖閣諸島や竹島の領土問題、北朝鮮との関係など、日本ももめごとが多々あります。

日本国憲法にあるように、相手の国を尊重し、話し合いで解決していく姿勢が大切だと思います。

尖閣諸島問題など戦争のおそれがあるのなら、私は資源の領域がどうのこうのといいますが、誰も住んでない島、中国にゆずってもいいと思います。

そのかわり、9条を必ず、あなたの国の憲法に入れてねと約束できればもっと素晴らしい、北朝鮮も周りの国が武力を放棄していけば、あんなにびくびくして他国を挑発などしないのではないかと思います。武力を放棄するとはとても勇気のいることです、でも60数年前から今まで、実行している日本は実はすごく勇気のある素晴らしい国だと思いました。


日本国憲法 第二章 戦争の放棄
第9条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

憲法を知って、守る

岩渕 望(福島県農民連)

「今の時代にあった憲法に変えたほうがいい」。街頭で同世代の人と話をしたときに言われた言葉です。ちょうどその頃は、新聞やテレビで憲法改正のニュースが多く取り上げられていたとき。今日の日本で戦争をせず平和が守られているのは、日本国憲法があってこそだと私は思います。我が家には憲法前文が額に入り、誰もが見えるところに置いてあります。幼い頃から身近に感じていたはずの憲法ですが、自分は憲法のことをどれだけ知っているのだろうとふと疑問に思いました。「憲法を知って、守る」。憲法改正の世論が渦巻く今思うことです。

最近仲間と憲法を学びました。「憲法に生活が守られている」「世界にも誇れる九条を変えるのは許せない」「憲法を守るためにもっと広げたい」と、憲法は国民のものであり、生活や命を守る大切なものと改めて学び衝撃がはしりました。命を守るには戦争はしない。そして、命を守るには農や食は欠かせない。食は産まれてから死ぬまで関るもの。その食をつくり出すのは、農業であり農民です。祖母とともに米や野菜をつくり、子や孫に新鮮な食べものを食べさせてくれた祖父も農民でした。

亡くなった祖父が戦地の体験を話してくれたときがあります。当時朝鮮、中国と渡り、右肩を銃撃された祖父。搬送された病院は人の山で、どんなに痛くても痛いと言えず、わがままも言えずひたすら我慢の毎日。食べものは、湯呑みぐらいの器におかゆと梅干が入っているだけとひもじいもの。その後、日本の病院で治療し栄養のあるまともなものを食べ徐々に回復していったそうです。「戦争はやってはいけない」。仲間を失い、まともに食べることができなかった戦争の辛さやむごさを伝えてくれた祖父の言葉は忘れることができません。本来、田畑で作物をつくり出していたはずの日常を奪ったのは戦争です。二度と繰り返してはいけないと強く思いました。

本当の意味での平和は、日本国民だけでなく全世界が平和であること。それが書かれた憲法を広げていきたい。憲法がどれだけ国民を主人公にし、いかしてくれているのか。祖父や仲間が教えてくれた憲法の大切さを知って、広めることは憲法改正の流れを大きく変える力に必ずなると思います。今私たちにできることをやっていきたい。

私たちの世代の憲法9条と平和について

橋本康祐(全農協労連青年部長)

私の平和憲法への一番の思いはやはり9条にあります。「二度と戦争だけはしたくない」という思い、それが9条にはあると考えるからです。押しつけられた憲法だと言う人たちもいるけれど、それ以上の多くの人たちが戦争だけは嫌だという思いがあったからこそ、今まで9条は変わっていないのだと思います。「国際平和を誠実に希求」するためにも平和と戦争は相いれない、だから9条は戦争の放棄を掲げているのではないでしょうか。

しかし、私たちの世代(いわゆる若者)が「平和」とはどのような状況を指すのだろうかと考えてみると、9条があるから「平和」だとは思っている人たちは少ないように思われます。

幸せに生きたいと願ってもそれを許さない状況に追い込まれ、将来の展望も見出せないような閉塞感があり、戦争がなければ本当に平和なんだろうかと考えてしまいます。確かに平和であるためには最低限、戦争状態ではないことが欠かせません。それは疑う余地のないことですが、9条があるから「平和」なのだとも感じられていないのではないでしょうか。

憲法に掲げる基本的人権の尊重をないがしろにするような働かせ方では、「平和」を感じることもままなりません。簡単に結びつけることはできませんが、今とても息苦しい状況の中で将来への展望が開けない、その閉塞感から目を背けるために、「国益のためだ」と正義を振りかざしながら、戦争にでも持っていってしまえばいいという考えとには、一種の親和性があるように思われます。

しかし、本当に戦争を望んでいるかといえばそうではないと思います。

私たちの世代は戦争を知らない世代だけれども、高校生のときにアメリカの同時多発テロ9.11を目の当たりにし、アフガニスタンへの侵攻、イラク戦争を知っている世代でもあります。テレビやインターネットを通してではあるけれど、戦争を目の当たりにしています。

日本に住んでいてテロや戦争を実際に体験しているわけではないけれど、日本人の誘拐、虐殺、自己責任論が吹き荒れたのを、リアルタイムで臨場感をもって知ることができた世代です。

戦争は思っている以上に簡単に起きてしまうのだというショックがそこにあって、戦争を肯定的にもとらえていない、そこに9条のバトンを引き継いでいくことができる条件があるのではないでしょうか。

私たち一人ひとりが「平和」のために尊重され、「平和」のために憲法を生かすことができれば、「平和」のための最低条件である憲法9条を変えさせない力に若者も結集できるではないかと思います。

「戦争をしない国」を子どもたちへ渡す

鈴木なおみ(岩手県農協労組 中央副執行委員長 新岩手農協)

絶対に、だめなものはだめなのです。簡単に戦争ができる国にしてはいけないのです。国を守るためには戦争をしても良い、という国にしてはだめだし、そんな国になってほしくないです。 憲法というのは「いまの状況に合わないから変えましょう」「はい、そうですね」と変えて良いものではないと思います。国民の不変の願いが含まれるのが憲法なのではないでしょうか。 その第1が9条。平和な世の中で暮らしたい、戦争のない世界にしたいとの願いがこめられている。軍事で紛争や国際問題を解決しない、対話で解決をするという基本で外交をする。実にあたり前のことではあるのですが、憲法としてはっきりと示している日本は素晴らしいと思います。

9条を変えて戦争のできる国にしましょう、と言う人達は、戦争はよその国でやることだ、と思っているのでしょうか。軍人さんがやることだと思っているのでしょうか。自分の国が戦場になる、自分の周りの人達が戦争に巻き込まれると想像できないのでしょうか。

戦争は人を殺し殺されることですよね。自分の身内や知人が殺されるかもしれない、殺す側になるかもしれない。人を殺すと罪に問われますよね。9条を変えて戦争のできる国にしてしまうと、戦争のときは「しかたがない」。極端に言えば、たくさん敵を殺せば英雄になる。人が人を殺すことはどんなことがあっても肯定してはいけないことだと思うのです。戦争だから甘いことを言うんじゃない、となるのは嫌です。

「人を傷つけては、殺してはいけないよ」と大人は子どもたちに教えます。9条を変えるということは「でも、時によっては殺すことも必要だよ」という言葉が加わってしまいます。親として大人としてとても悲しい言葉だと思います。国のためなら殺しても良い?死んでも良い?そんなことを子どもたちに言わなくても良い国でいてほしいです。

9条を理想憲法だ、ユートピア思想だと言った人がいました。人として守るべきことは理想ですか?戦争のできる国になって巻き込まれるのは私たち大人ではなく、子どもたちや若い人達です。「戦争をしない平和な国」を守って子どもたちに渡すことこそ、今大事なことだと思います。

| nrss9j | - | 00:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

ニュースレター15号より

 8月の総選挙において、国民が自公政治「ノ―」の歴史的な審判を下しました。誕生した鳩山政権はムダ遣いにメスが入ったものもありますが、5兆円もの軍事費や米軍への「思いやり予算」にはほとんど手をつけられずにいます。また在日米軍基地の「移設問題」でも明確な態度を示していません。自民党政権以来、長年にわたって政府は普天間基地に代わる新たな「移設先」を探さなければ撤去できないという立場に固執してきました。移設先を探すことは耐え難い苦しみを国民に押し付けることにほかなりません。
 しかも移設を口実にアメリカは沖縄に最新鋭の基地を建設する狙いです。いま求められているのは普天間基地の無条件撤去を求めて本腰を入れた交渉をアメリカと行うことです。暮らしと平和を守るためにも、在日米軍基地撤去のたたかいと憲法9条を守る運動は切り離せない課題になっています。

お二人の方に寄稿をお願いしました。


憲法九条と普天間基地問題



沖縄国際大学・来間泰男(くりまやすお)

 憲法九条といえば、戦争放棄の規定である。それは、戦力を持たず、交戦はしないとの宣言である。なんらかの理由があれば、それが認められるということでもなく、「絶対平和」の主張である。侵略を受けたら「抵抗戦争」は認められるかと考えれば、それは日本国としてはダメということである(国民や民衆レベルでの抵抗の是非は別ではあろうが)。


 いま、「普天間基地」の撤去をめぐって論議がある。その隣接地に勤め先の大学があり、5年前にはアメリカ軍の大型ヘリコプターが、我らが校舎に墜落炎上した。一日も早く機能停止とし、撤去させねばならないとは、政府当局を含めて、一致しているように見える。そのさい、撤去先が「県内」か「県外」か「国外」かが、論議の対象となっている。


 私は思う。撤去先が問題ではなかろう。撤去が必要だということだけであろう。普天間基地をなくしてほしい、ただそれだけを言い続けたい。普天間だけでなく、沖縄にあるアメリカ軍基地は、1945年から65年間も居続けているのである。そんな暴虐がいつまでも許されてよいか。自衛隊という名の軍隊を持ち、外国軍隊の駐留を認めるということは、そもそも憲法九条に違犯しているのだ。戦力を持っていることと同じだ。交戦することもありうると認めていることなのだ。私は、九条に依拠して、この現実に「チェンジ」を求めたい。「日米同盟が大事だ」などといって、この現実を容認することは許さない。



命守りの「むら」で憲法9条を考える



岩手県西和賀町沢内 佐々木覓(ささきもとむ)

 50年前、岩手県西和賀町沢内(旧沢内村)で旧東北帝国大学出の青年が村に帰って村長となり先頭に立ち「自分たちで命を守るむらづくり」をしようと取り組んだその苦闘と成果が、いま記録映画となり上映が開始され始めている。


 沢内は岩手の奥羽山脈東斜面に位置し標高200メートルから450メートルの盆地で水稲栽培を主に畑作、畜産を組み合わせた農山村である。夏場には稲作最大の敵である「やませ」が来襲する冷害常襲地であり、冬は11月に雪が降り始め時には3メートルに達し4月末まで覆われる豪雪で外部から隔絶されて陸の孤島となる。いわゆる社会的弱者である乳児と老人の命が危険にさらされる豪雪、貧困、多病多死の三重苦に喘いだ「むら」で、乳幼児死亡率日本一と言ってよい地で何としても村人の命守りに総力を結集しようとした。幸い優秀な医師にも恵まれ病院再建に取り組み、日本で初めて幼児と老人医療費無料化を村長を先頭に衆議の結果決断し、乳幼児死亡率ゼロの偉業を成し遂げた。老人の経験と知恵を再生し「むら」の元気を取りもどしたのである。


 この運動の過程で主張した深沢晟雄村長の根拠は日本国是である憲法でありその前文にある平和的生存権と、25条の「健康で文化的な最低限度の生活保障」と、その大前提になる人間が人間を殺し合う戦争は絶対にしないという憲法9条にあったことを、しっかりと再確認しなければならないと痛感する次第である。聖戦だとか自衛だとか言いながら、戦争を容認する風潮は絶対阻止をし、人権と平和が守られる国づくりに力を結集しなければならない。

| nrss9j | 農林水産九条の会 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

憲法第9条をめぐる各党の政策比較-平和とくらしを一体のものとして、総選挙を考える

自民党

2009年7月31日に発表された政権公約では、外交・安全保障の項目で、以下のような内容が紹介されています。
  • 日米安保体制の強化と在日米軍再編の着実な推進。
  • 防衛政策の強化と防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画の策定。
  • 同盟国である米国に向かう弾道ミサイルの迎撃や弾道ミサイル防衛で連携する米国艦艇の防護などが可能となるよう必要な安全保障上の手当てを行う。
  • 自衛隊の海外派兵が迅速に対応可能となるような国際協力基本法の制定。自衛隊の海外派兵は、今後とも国際協調と国益を考えて実施。
また、公約の要約版では、「憲法の改正を実現させます」として、「新しい日本は、新しい憲法から。国会に設置された『憲法審査会』を早急に動かし、憲法改正を実現させます」とも表現しています。

民主党

2009年7月27日に発表された政権政策(マニフェスト)によると、その外交政策の中で、以下のような文章が見られます。
  • 日本外交の基盤として緊密で対等な日米同盟関係をつくるため,主体的な外交戦略を構築した上で、米国と役割を分担しながら日本の責任を積極的に果たす。
  • 米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結し、貿易・投資の自由化を進める。
  • わが国の主体的判断と民主的統制の下、国連の平和維持活動(PKO)等に参加して平和の構築に向けた役割を果たす。
  • 海上輸送の安全確保と国際貢献のため、適正な手続きで海賊対処のための活動を実施する。

公明党

09年7月24日に発表されたマニフェスト重点政策では、「行動する国際平和主義」の項目で、以下のように表現しています。
  • 日米同盟の堅持で国民の安全確保。短・中距離弾道ミサイル迎撃防衛システムの着実な整備。
  • アジア諸国とのEPA/FTAの積極的推進。
  • 国際テロに対し、国際社会と連携した責任ある役割を果たす。
  • 中長期的にソマリア情勢安定化に向けた支援と沿岸諸国の海上保安能力向上に貢献。
  • 2010年に設置されるPKO訓練・広報センターを、自衛隊以外のNGO関係者や一般国民の国際平和協力に関する教育・研修・研究・広報機関として活用。
  • 国民に開かれた防衛省。防衛力整備に必要な予算の確保。

日本共産党

2009年7月28日に発表された総選挙政策では、基本政策である「2つの改革の旗印」として、「国民のくらしと権利を守る『ルールある経済社会』を築く」とともに、「憲法9条を生かす自主・自立の平和外交で、世界とアジアに貢献する日本をつくり、日米安保条約=日米軍事同盟を廃棄し、アメリカと対等・平等の関係をつくる」ことが掲げられています。そのなかで、以下のような項目があげられています。
  • 地球上から核兵器をなくすために積極的役割を果たす。核密約の全貌公開と「非核の日本」実現。
  • 憲法9条違反の自衛隊海外派兵中止。
  • 米軍基地強化・永久化に反対し、基地のない平和な日本を実現。
  • 憲法改悪を許さず、全条項をまもり、平和・人権・民主主義条項の完全実施。
  • 憲法9条に基く自主・自立の外交推進。日米安保条約を廃棄し、独立と平和の日本を築き、アメリカと対等・平等の新しい関係をつくる。

社民党

2009年7月16日に発表された選挙公約(マニフェスト)第1次案概要(正式発表は8月18日発表予定)では、「平和・人権 平和憲法を世界へ」として、つぎの内容が示されています。
  • 非核3原則の厳守、被爆国として核廃絶の先頭に立ち、核なき世界をめざす。
  • 北東アジア非核地帯、北東アジア安全保障機構の創設。
  • 日米地位協定の全面改正。
  • 自衛隊の「専守防衛」に徹した必要最小限組織への縮小。
  • 自衛隊のインド洋からの即時撤退。海外派兵恒久法の制定に反対。海賊への対処は海上保安庁主体に。
  • 密約の真相解明。「憲法審査会」の胎動に反対。
| nrss9j | 日本国憲法第九条 | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

新潟・農林水産9条の会 第4回交流会を開催

農林水産9条の会は新潟で7月25日に第4回交流会を開催、24人が参加しました。
講師に成嶋隆人新潟大学法学研究科教授をむかえ、「日本国憲法の制定過程と今日的意義を考える」のテーマでお話を聞きました。
成嶋教授は「憲法前文では9条を前提として被害者にも加害者にもなってはいけないことをメッセージとして書かれている」と憲法制定過程を述べ、9条があることで軍事大国化に歯止めをかけており、経済的にも国費が抑えられているという価値について説明しました。
リレートークでは、農家の渡辺憲一さんが上海や満洲に派兵された戦争体験を報告。寒さと空腹の辛さに耐えていたことや爆弾で吹き飛ばされた兵隊を目の当たりにした体験を報告。社会進歩の会の滝沢豊秋さんは「アメリカの経済破たんは軍事産業中心になっていたことが原因。日本憲法の存在は重要だ」と述べました。
全体討論ではみなさんが発言し、交流を深めました。
[しんぶん農民新潟県版8月3日号より一部紹介]
| nrss9j | 農林水産九条の会 | 18:17 | comments(1) | trackbacks(0) |

9条の会講演会「加藤周一さんの志を受け継いで」

 6/2に日比谷公会堂において、9条の会講演会「加藤周一さんの志を受け継いで」が開かれます。みなさまお誘いあわせの上、ご来会ください。

日時2009年6月2日(火)18時半〜
会場東京都「日比谷公会堂」
講演井上ひさし(作家)大江健三郎(作家)奥平康弘(憲法研究者)
澤地久枝(作家)
うた「さくら横ちょう」(詩・加藤周一、作曲・別宮貞雄)ソプラノ−大橋ゆり
ピアノ−村上弦一郎
前売り券1,000円(郵便振替で代金送金後折り返し入場券を送付)加入者名・9条の会
口座番号00180-9-611526
当日券1,500円(前売り券優)
| nrss9j | 他の九条の会 | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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